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「ダーティ・イン・デトロイト」”Dirty In Detroit”
エメット・コーエン Emmet Cohen
品番:MOCLD-1003
価格:2,000円+税
発売元:MOCLOUD / ULTRA-VYBE, INC.
発売日:2019年4月10日

ジャズの持つ自由さ、一体感、愛、個人、想像力、謙虚さ、そして勇気が渾然一体となって表現された熱いライヴ盤。クリスチャン・マクブライド・トリオのメンバーとして東京丸の内コットンクラブに出演決定(2019.5.21 – 24)

Emmet Cohen – piano
Russell Hall – bass
Kyle Poole – drums

1. Teo
2. Darn That Dream
3. Jitterbug Waltz
4. Squeeze Me
5. You Don’t Know What Love Is
6. Bremond’s Blues
7. Keepin’ out of Mischief Now / Two Sleepy People
8. Ain’t Misbehavin’
9. Round Midnight
10. Honeysuckle Rose / Handful of Keys

正統派のストレートアヘッド・ジャズ・ピアニスト。幼い頃からピアノの神童として注目され、これまでに数々のコンペで優勝、ジミー・コブ、ロン・カーターをそれぞれ迎えて制作されたシリーズは注目を浴び、NYヴィレッジヴァンガード一週間公演も行うなど、アメリカでは28才にして既にクオリファイされた名声を得ている。

今作はデトロイトのダーティ・ドッグ・カフェでのライヴ録音。3年間の長いツアーの後に、「明日俺たちが一緒に演奏していられるかわからないから、これを記録に残そう」とラッセル・ホール(b)、カイル・プール(dr)と共にライヴ録音に臨んだ。耳の肥えたデトロイトの観客の前での演奏はとてもエキサイティングだったとか。

エメットはジャズを「アメリカのクラシック音楽」と捉えていて、スタンダード曲を他の人たちと繋がるための共有要素と捉えている。1930年代のファッツ・ウォーラーを採り上げてストライドピアノも披露すれば、ビ・バップや、現代の曲まで幅広く採り上げるそのスタイルの多彩さは彼の持ち味のひとつではある。しかしジャズの悦びや楽しさというのはやはり演奏者の熱量に負うところが大きい。ジャズを聞くという心が踊る体験がそこにはある。

ライヴで観る彼らのプレイはもっと大きく、自由で、伝統に対する敬意はあっても、凝り固まったこだわりは少しも感じられない。このライヴ録音はエメットの魅力のほんの一部に過ぎないが、この作品を通じて彼がジャズを通して伝えたい「繋がること」を感じ取ってほしい。

 

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